第88回天皇杯全日本サッカー選手権大会 1回戦

vs　玉穂FC

9月13日、14日から天皇杯本大会1回戦がスタートしました。
この天皇杯は、カテゴリーに関係なく、高校、大学、クラブチーム、企業チーム、
J1、J2と対戦ができる、日本一を決める伝統あるビックトーナメントです。
過去の戦績からも分かるように、大学生がJチームを破ったり、昨年のHonda FCの
ように企業チームがベスト8になったりと、波乱が起こる大会です。

ソニーの対戦相手は、山梨県代表の玉穂FCです。
山梨県大会を断トツの強さで勝ち進んできた、山梨では敵なしのチームです。
山梨県リーグに所属しているチームではありますが、初優勝した勢いがあり、
油断できない相手です。

13日（土）に行われた1回戦でも、同じJFLのチームが大学生や、地域リーグのチーム
に敗れるという波乱？がありました。
対戦相手というよりも、チーム、個人としての油断が一番の敵で、そのことに
ついて、口酸っぱく選手に伝えました。

前半は、やはりいつもと違ったプレーが、ところどころ見られました。
試合開始早々の3分、CKからオウンゴールで先制点が奪えたことは、選手や我々に取って
は、ホッとした瞬間でしたが、守備の準備や、攻守の切り替えが遅かったり、攻撃に
関しては、受けに来るプレーが多く、足元⇒足元と、悪いときの日本代表をテレビで
見ているような感じでした。

その後は、個の力で得点を奪いましたが、もっとサイドを崩した流れの中から得点がほしかった。
31分 8.本多
35分 8.本多
38分 10･高野
41分 8.本多
※得点シーンは、ソニー仙台FCのHPを見てください。

ハーフタイムでは、選手個々の口から、私が思っていた修正点が言われてましたが、
前半５－０というスコアで、後半も集中することは、ちょっと難しいと思ってました。

後半はじめから17.剛志を投入しました。
開始直後の46分に、自らが切り込んで得たPKを、確実に決め6点目。
56分 10.高野
57分 4.瀬田
69分 7.大瀧
89分 17.剛志
終わってみれば１０－０の大差で勝つことができました。

ただ、内容はあまり良いものではありませんでした。
点数は10点入ってますが、チームとして、個人として次につながるプレーが見られなかった。
出し手、受け手のコミュニケーション不足によるパスミスや、見方が受けにくい浮いたパスや
強パスを出したり、フリーなのにクロスの精度が悪かったりと、ミスが多く勝ったのに後味の
悪い試合でした。（今日のような試合で、プレーの質や技術に対して、細かいことを感じるか、
感じないかで、今後の成長が違ってくると思う）

相手との力の差があればあるほど、基本に忠実に、リズミカルな展開をしなければいけないと思う。
そうしないと逆に自分たちでリズムを崩すことになる。
大勝の次の試合は、得てして難しい試合になることが多いが、2回戦は大学サッカー界の雄
「流通経済大学」です。（流通経済大は毎年Jリーガーを数名輩出し、実力は実証済みです。
昨年は、明治大学に２－０から逆転負けをしているので、今年は、絶対勝って昨年の悔しさを
晴らしたい。

今日のブログは、私の愚痴ばっかりになってしまいましたが、選手も10点差がついた試合の中、
最後まで良く戦ってくれたと思う。点差が開くことによって、モチベーションを維持するのが
難しくなるのは、痛いほど分かる。
選手も試合内容が悪かったことを分かっていたようで、試合に大勝しても、なんかモヤモヤ
したような表情をしていた。
でも、選手の皆には、次の試合や未来があるので、今日のような試合でも満足することなく、
成長するために、次につながるプレーをしてほしい。（自分なりに課題を見つけて・・・）

来週からの練習は、もう一度、自分たちのスタイルを思い出し、流通経済大戦に向けた準備を
したいと思う。

タグ：監督 ソニー 天皇杯 JFL

コメント 1

いつも楽しみに読ませて頂いていますw
ネットで結果を見たら10-0の大勝！
と、喜んでいたら納得のいく試合ではなかったようですね（＾＾；
次は、流経大！
厳しい戦いになると思いますが、絶対勝ってきてください！
ソニーには、その力があると信じています！！
がんばれー！！
by りんご (2008-09-15 14:41)