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第88回天皇杯全日本サッカー選手権大会 2回戦 [監督から]

vs流通経済大学

今回は厳しい戦が予想されたが、予想通り、いや予想以上に厳しい戦いだった。
流通経済大の選手も最後まで諦めることなく戦ったが、ソニーの選手の気迫が、
それを上回った結果、120分戦った末の勝利をもぎ取る結果となった。

台風13号の直撃が予想され、試合開催も危ぶまれていましたが、試合当日はまったく
台風の影響を受けることなく、最高の天気となりました。(ちょっと風があったかな?)

天皇杯2回戦の相手は、大学サッカー界の雄”流通経済大学”です。
現在、関東大学サッカーリーグ戦では、1位のチームです。
何試合かビデオ分析をしましたが、選手個々の技術がしっかりしており、最終ライン
から丁寧なポゼッションをし、これでもかっていうくらい相手を崩すサッカーをしてい
ました。攻守の切り替えも早く、運動量もかなりあるすばらしいチームです。
(さすが毎年、Jリーガーを輩出しているチームです。)

ソニーとしては、相手に主導権を握られたくないので、個々の守備の意識を普段より
ちょっと上げてもらい、攻守の切り替えの速さを意識・徹底させました。

前半は、風の影響も少しあり、押し込まれる時間帯が多かったが、要所要所で相手の
攻撃の芽を摘む守備が出来てたと思うし、いい位置でボールを奪った後の攻撃は
効果的で、8.本多、10.高野のコンビネーションはすごく良かったと思う。
そんな中、前半18分速攻から裏へ抜け出した8.本多のクロスに、10.高野がゴール前に
走り込んで右足であわせゴーーール! いい時間帯に先制点を奪うことができた。
前半は1-0で折り返し、いい流れの前半でした。

後半に入り、開始早々46分19.麻生のロングフィードにタイミングよく走り込んだ
8.本多が相手DFとの駆けっこで競り勝ち、GKとの1対1を冷静に右隅に決めゴーーール!
2-0の展開となったが、ソニーの選手の中に守って逃げ切ろうという消極的な姿勢を
見せるものはいなく、集中を切らすことはありませんでした。

しかし、さすが流通経済大です。61分一瞬の隙をつき左サイドから技ありのミドルシュート
を決め、一気に流れをもっていきました。その後も、選手交代で前の選手を増やし、
ロングボールを放り込んで、そのこぼれ球を拾いソニーゴールを脅かしました。
何とか凌いでいましたが、89分スローインからの一瞬の隙をつかれ、同点ゴールを許して
しまいました。

昨年の天皇杯では、2回戦で明治大学に2-0から逆転負けを喫しています。
そのことが脳裏をかすめました。何とか流通経済大の勢いを無くすには、同点のままで
いいので、残り時間を凌いでベンチに帰って来てほしいと願ってました。

両チームとも90分間の死闘を繰り広げ疲れていないはずはありません。
ここからは本当に気力の勝負で、自分との戦いです。

延長に入り、相手もシステムを戻してきたことで、後半の戦い方とは違い、一度リセット
された状態で、落ち着いた試合展開でした。
一進一退の攻防が続く中、相手のポゼッションで一瞬守備のバランスが崩れた左サイドを
突破され、中央に折り返されフリーの相手選手に繋がったときには、”やられたー”と
思いましたが、1.進のファインセーブで凌ぎ、その後、103分に右サイドをオーバーラップ
した2.尚樹のクロスに途中交代で入った6.桐田がシュート、相手GKが弾いたボールを
ゴール前につめていた19.麻生がフリーな状態でねじ込み決勝ゴールを決めてくれました。

延長後半は、後半の二の舞を踏まないように、ソニーが勝負に徹した大人のサッカーを
展開し、118分には相手選手の退場もあり、そのまま試合終了。

大方の予想では、流通経済大が勝ち上がるだろうと言われてましたが、ソニーが底力を
見せて、全員で掴み取った価値ある1勝でした。
この勝利は、我々にとって貴重な経験ですし、ソニー仙台FCの未来に繋がる勝利だと思う。

次の対戦相手は、J2で現在5位のセレッソ大阪です。
J2で昇格争いをしているセレッソですが、香川、乾という若く才能豊かな選手がたくさん
いるチームで、攻撃力はハンパじゃないです。
しかし、天皇杯の醍醐味である”番狂わせ”(波乱)を巻き起こすべく、チーム一丸となって
自分たちらしいサッカーで挑み、体当たりで挑戦したいと思う。
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